明日からは松例祭の奉仕で羽黒山山頂に詰めっきりになるので、今日は正月を迎えるための準備をあれこれ行いました。
まずは館内あちらこちらの松飾り。
松とユズリハ、それに葉牡丹などの花を添えにして女将が鉢に生けたり、玄関の柱に飾ったり。
ほんの少しの飾りながら、正月ムードがぐっと高まります。
また、茶の間の大掃除の後、床の間の掛け軸を正月仕様に替えたり、神棚の切り下げ(御幣)を新しいものに替えたり。神様と共に新年を祝うという感覚はやはり日本人です。
それから、業者さんなどから頂いた来年のカレンダーにひもを取り付け、館内各所の今年のカレンダーと交換して回りました。
多聞館では頂いたカレンダーは、感謝の意味を籠めて全て館内のどこかに掲示しています。
不景気の昨今とは言うものの、多聞館では今年は去年以上のカレンダーを頂きました。
年賀状の枚数の増加も含め、お付き合いの広がりのあったよい一年だった証でしょう。
年末年始にご利用いただくのお客様に向けて、食材の準備も行いました。
雑煮用のもち米を研ぎ、干し唐鳥(芋茎=芋の茎)を戻し、塩もたしの塩だしをして・・・
他にも各種の山菜の塩出しをしたり 、黒豆を煮たり・・・。
次々にやるべき仕事が湧いて出て、「これでよし」というきりがありません。
とはいえ、明日からは家を留守にするので、心苦しいながらあとは全て女将に任せることになります。
毎年同じように繰り返している多聞館の年末の風景です。
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