多聞館では先週から屋根の葺き替え工事にとりかかっていましたが、今日までに全て完了しました。
この冬は積雪が相当あったにもかかわらず気温が下がらず雪が凍らなかったので、屋根の雪下ろしは危険だということで出来ませんでした。
そのため春の雪解けの時期に老朽化していた屋根全体が「引っ張られる」結果となり、今回の大改修となりました。
屋根の葺き替えのときだけでなく毎年のメンテナンスも含めて数十年来のお付き合いです。
代表の本間さんは御年80歳ということですが、高齢を感じさせない見事な仕事ぶりです。
今回葺き替えたのは多聞館に向かって左側半分のよせむねの屋根です。
この建物は大正の建物で築90年以上になります。
葺き替え前の瓦は新築当時のもので、茶色で厚く重い瓦で、軒には家紋も入っていました。
今回の葺き替えでは軽量で丈夫な新しい黒瓦に取り替えました。
本間さんには一緒に、葺き替えをしない屋根の雪止めの補修などもやっていただきました。
黒く光る新しい瓦屋根は美しいものでした。
一雨降った後に日に輝く屋根も早く見てみたいです。
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