今年も大晦日に羽黒山山頂で行われる「松例祭」が近付いてきました。
(松例祭の概要にについては⇒こちら「羽黒山松例祭~見学案内」をご参照ください。)
松例祭では「悪鬼・邪悪」の象徴として「ツツガムシ」を模した大松明が切り刻まれて焼き払われます。
今日はその大松明を造る「練習」が行われました。
従来は、八つの町それぞれで練習が行われていましたが、担い手となる若者の減少を受け、下(しも)四町は数年前から、そして上(かみ)四町は今年から合同で行うことになりました。
午前9時から多聞館の駐車場に上町の若者達が集まり、藁、綱、網、簾を使って実物の二分の一サイズの大松明(ツツガムシ)造りにとりかかりました。
また、今年から始めて参加する若者たちは縄の結び方なども教わります。
およそ2時間半ほどかかってりっぱな「ツツガムシ」が完成しました。
一同で祭りの成功を祈願し、神饌の大根とスルメを戴いて終了です。
下町も今日の午後に練習を行なうと聞いています。
若者達はこのあと上町・下町それぞれで市内の温泉に集い、親睦を深めます。これは「土洗い」あるいは「付き合い」とよばれる昔からの行事です。
このような行事を通して、松例祭に参加する若者の気持ちも高まっていきます。
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