10月8日、山形市中央公民館において、「出羽三山精進料理と出会う ~ 山と人と祈りの食」が開催されました。
羽黒町観光協会の会員有志によって組織する「出羽三山精進料理プロジェクト」が初めて地元を飛び出して、出羽三山とそこに受け継がれてきた精進料理をPRする企画です。
プロジェクトメンバー達は、イベントの進め方や献立、食材の調達、使用するお膳・器等々について、これまで何度も打ち合わせを重ね、準備を進めてきました。
午後に山形入りしたメンバー達はさっそく会場準備、調理、配膳に励みました。
プロジェクトの立役者の成瀬君は、プレゼンの詰に最後まで余念がありません。
そしていよいよ本番。
食事に先立ち、プレゼンテーションとして、出羽三山の自然と精進料理の食文化の紹介、宿坊の女将さん達による精進料理や宿坊にまつわる話などを聞いていただきました。
その後、和室に場を移し、精進料理を召し上がっていただきました。
宿坊の倉に眠っていた朱塗りの膳にのせられた年代物の器、その中にはメンバー達が食材集めから調理まで、心をこめて用意した料理が盛られました。
乾杯は地元の酒蔵「竹の露」さんの「白露垂珠 純米大吟醸」です!
参加された皆様には、出羽三山に思いを馳せながら、滋味溢れる料理を喜んで召し上がっていただきました。皆さんほぼ完食だったようです!
また、様々なご感想やご助言を頂き、今後のプロジェクトにとって、とても参考になりました。
お帰りになる際の皆様の表情、温かいお言葉に、後片付けする手にも新たな力が湧いてきました。
何百年にもわたり、出羽三山の参拝者と山の神々を結び付けてきた出羽三山の精進料理が、この夜は、山形で初めてお会いした皆様とプロジェクトメンバー達の笑顔を結び付けてくれました。
ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。
ご協力いただいたプロジェクトメンバーのみなさん、ご苦労様でした。
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