きのう(12月23日)、羽黒山山頂の参籠所「斎館」において、羽黒山松例祭「網漉き行事」が行われました。
これは、大晦日に羽黒山山頂で行われる松例祭で造られる大松明(ツツガムシ)の重要な部材となる「網」と「簾」を若者頭のみで作り上げる行事です。
早朝、上四町、下四町の若者頭たち16名が斎館に集まり、位上・先途の両松聖による神事の後、上町と下町に分かれて作業を行いました。
主な作業は、およそ3メートル四方に組まれた木枠に縦横に縄を編んで「網」に仕上げることです。
若者頭たちは皆、寒さと疲労、それに荒れた手指の痛みにも耐えながら、夕刻までに上町下町それぞれの網と簾を作り上げました。
この網と簾は、綱など他の部材とともに、30日に若者達によって斎館から山頂に担ぎ上げられて、大きな大松明(ツツガムシ)に作り上げられます。
今年もいよいよ松例祭の季節がやってきました。
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