今日は、早朝から月山に筍採りに行ってきました。
今年は残雪が多く、また、春先の低温続きも影響しているのか、巷では自生の月山筍の遅れが嘆かれていました。
実際、15,16日の「鶴岡ふうど駅スポ2013」に私達の「出羽三山精進プロジェクト」が提供した仕出し弁当でも、かねてから決まっていたメニューの「月山筍の素焼き」と「月山筍ごはん」を担当してくれていた「食事処いしい」さんでは、食材となる自生の月山筍の確保にたいへんご苦労されたようです。
そんなこんなの話を聞いていたので、今年初めての月山筍採りとなる今日は、山の様子を見ながら少しでも採れればもうけもの、くらいの気持ちで山に入りました。
案の定、例年よりかなり多い残雪でした。
その分、採集できるエリアも限られます。
それでも、例年の今頃よりも強い日差しを受けながら、なんとか大小取り混ぜながら3貫目(約12キロ)ほどの月山筍を背負うことが出来ました。
収穫した月山筍はさっそく今夜お泊りのお客様にお出しするとともに、家族の食卓にも、素焼きや天ぷらにして上りました。
やはり、栽培物とは一段、味と香りが違います。
自生の月山筍のシーズンはごく短く、例年7月上旬までです。
その後は、瓶詰めや缶詰めで採れたてを保存したものを、通年使います。
まさに「今が旬」の貴重な食材の自生の月山筍です。
多聞館ではこの時期、「羽黒の食文化ご堪能プラン」でご宿泊のお客様に、月山筍の素焼きや天ぷらなどをお出ししております。
どうぞ、ご利用くださいませ。
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