正善院荒澤寺主催の羽黒修験『秋の峰入り』に参加していた山伏たちが31日夕刻、山から里(娑婆)へと下りてきました。
修行の最後に駆け下りる羽黒山の参道は、この世に生を授かるときに通る産道を意味するといい、山伏たちは次々に「おぎゃー!」と産声を上げながら随神門を駆け出てきました。
その後一行は、手向の町を下り、黄金堂の前では産湯(うぶゆ)をあらわすという「場柴燈」を威勢よく飛び越えて、修行の最後を締めくくりました。
最後に一行は黄金堂に上がり、観音様に修行の無事を報告する勤行を行っていました。
今年の峰入りの期間中はずっと厳しい残暑が続いていましたから、さぞ厳しい修行となったことでしょう。
満願成就された山伏の皆さん、ご苦労様でした。
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