秋晴れの昨日、多聞館では玄関先の庭木の剪定を行いました。
作業に当たっていただいたのは町内の野口造園さん。
毎年来てくれている同じ職人さん二人で、松とモミジ、そのほか、ツツジやサンショ、ヤツデなどを手入れしていただきました。
夏の間は葉を茂らせて、いい日よけになっていた松やモミジもすっきりと刈り込まれて、やがて来る雪の季節に備えているようです。
秋晴れの昨日、多聞館では玄関先の庭木の剪定を行いました。
作業に当たっていただいたのは町内の野口造園さん。
毎年来てくれている同じ職人さん二人で、松とモミジ、そのほか、ツツジやサンショ、ヤツデなどを手入れしていただきました。
夏の間は葉を茂らせて、いい日よけになっていた松やモミジもすっきりと刈り込まれて、やがて来る雪の季節に備えているようです。
夏の間、つぎつぎに葉っぱを提供してくれた青しそも、たくさんの実を結ぶ時期になりました。
そのままにしておけば種がこぼれ、来年、新たな芽を出すことでしょうが、多聞館ではこのシソの実を収穫して、食材として用います。
シソの枝から指先で実をしごきとる作業を、この地方では「こぐ」といいます。「シソの実こぎ」はこの時期ならではの作業です。
多聞館でも、先日、家族そろって「シソの実こぎ」を行いました。
指先を黒く染めながらの気の長い作業に、指先は真っ黒に染まりました。
こうして収穫したシソの実は、シソ独特の香りと、プチプチした食感が特徴で、多聞館では塩漬けにしたり、佃煮にしたりして使います。
今回は全部、佃煮にしました。
これからの秋の時期は、野菜やきのこ等を扱い、手が黒く染まることが多くなります
今日9月17日は、多聞館の氏神様である「烏崎稲荷神社(からすざきいなりじんじゃ)」の例大祭、秋祭りです。
烏崎稲荷神社は、出羽三山の開祖蜂子皇子に縁の深い由緒ある神社です。
早朝に氏子達が境内を掃除し、若者達がのぼりを立て、4件の当屋の人たちはお宮の内部を掃除します。
午後3時、氏子達がお宮に集まり、瀧本宮司のご奉仕の下、神事が執り行われました。
その後は、座を多聞館に移しての直会(なおらい)です。
直会の献立は、
・煮しめ ・からどりの胡麻和え ・枝豆 ・お吸い物
です。
新嘗の祭りにしては質素かとも感じられますが、これが昔からのしきたりです。
もちろん、たくさんの御神酒もいただきました。
夜には、のぼりを下げるためにお宮に集まった若者達が、よろずの話に花を咲かせながら、お神酒を酌み交わしました。
今日は同じような秋祭りが、手向(とうげ)の各お宮で行われていました。
庄内地方で最高気温が30度を超えるとの予報は明日まで。
お稲荷様の秋祭りが終わると、手向の空気も秋色に覆われます。
先日、Oさんから「トビタケ」を頂きました。
トビタケ=トンビマイタケ。自生している間は文字通りとび色をしていますが、採集すると黒くなるきのこです。
肉厚で歯ごたえがよく、香りも豊かなトビタケはお盆前後が旬で、今年は手に入らずにいたのですが、長く厳しかった残暑の恩恵か、今頃になって「初物」を頂くことができました。
トビタケはナスとの相性が抜群なので、さっそく油で炒めて頂きました。
ちょうど「精進料理プラン」で多聞館にお泊りのお客様にもお出ししてたいへん喜んで頂きました。
山ではすでにマイタケも出始めたと聞きました。きのこも夏から秋へと変わりつつあるようです。
Oさん、ご馳走様でした。
多聞館でも、ホームページからのご予約、各種お問い合わせが出来るように用意しております。
ホームページからの宿泊予約 ⇒ こちらから
ネットからの各種お問い合わせ ⇒ こちらから
どちらもメールアドレスの入力が必須で、そのアドレス宛に予約受付の確認、あるいはお問い合わせへの返信がメールで送られるシステムになっています。
ところが最近、ご自身のメールアドレス入力に誤りがあるために、こちらからのメールを受け取れないという事例が少なからず生じております。
メールアドレスのご入力は、くれぐれもお間違いのないようにお願いいたします。
また、ホームページから予約したが確認のメールが来ない、あるいは、メールフォームからの問い合わせに返信が来ない、という場合には、メールアドレスの誤入力の可能性がありますので、お手数でも、お電話にてお問い合わせいただきますようによろしくお願いいたします。
今年も多聞館にサギソウが届きました。
市内の阿達さんが丹精籠めて育てていらっしゃるサギソウです。
今年は例年より生育が遅れていたとのことで、おととい届けてくださいました。
玄関先やお食事間、洗面所などに飾り、お客様に眺めていただいております。
涼しげな容姿に、厳しい残暑も和らいで感じられるようです。
サギソウの鷺がすべて飛び立つ頃までにはこれからおよそ1週間。
その頃には羽黒の里に秋風が吹き始めることでしょう。
今年の春に多聞館にご宿泊いただいた川井秀夫様より、写真個展のご案内を頂きました。
羽黒山の五重塔をはじめ、全国の五重塔を選び撮った作品の展示です。
昨年の東日本大震災以降、災害の再発なきようにと祈願しながらの撮影だったそうです。
[避災祈願 五重塔全国25 写真個展]
期日 8月10日(金)、11(土)、12(日)の3日間、
会場 文京区シビックセンター1F アートギャラリーB(TEL03-3812-7111)
最寄り駅 都営地下鉄 三田線、大江戸線 春日駅(出口A1)
東京メトロ 丸の内線、南北線 後楽園駅(出口5)
お盆のひと時、全国の五重塔を鑑賞しながら、避災、復興への祈りを新たにしてみてはいかがでしょうか。
出羽三山精進料理プロジェクトを取り上げていただいたBSフジ「Table of Dreams」が、インターネット動画配信サービスのGyao!にアップされています。
見逃された方、もう一度ご覧になりたい方は、ぜひこちらからどうぞ。
⇒http://gyao.yahoo.co.jp/player/00919/v00001/v0000000000000000222/
それにしても・・・多聞館の女将と若女将のやり取り、何度見ても笑えます。
今日は多聞館にご宿泊いただいた出羽三山講のお客様の「先達」として、月山に行ってきました。
「出羽三山講」は、特定の地域や志を同じくする人々が、出羽三山参拝を目的として組織するもので、古くから出羽三山信仰の中核をなしてきたものです。
その講の人たちを先導して月山などに上り、参拝のお世話をするのが「先達」です。
今日、ご案内した講は、戦前から続く宮城県の講です。
絶えず強い雨が降り続き、ときおり強風にも見舞われるというあいにくのお天気の中でしたが、82歳(!)の講長さんをはじめ、講を代表して登られた4名の方々は、無事に頂上の月山神社で参拝できました。
強い雨のためにカメラの調子が悪くなり、あまり写真は取れなかったのですが・・・
八合目から頂上までの雪渓の状況は、八合目(一の岳付近)と頂上手前の2箇所あるものの、いずれも回避可能な程度に減っていました。このルートの往復でしたら、アイゼンは不要です。
参道の花の様子は、キンコウカ、ニッコウキスゲ、ウゴアザミ、シラネニンジン、ハクサンイチゲ、チングルマ、ハクサンフウロ、ヨツバシオガマ、ヒナウスユキソウ、ウサギギク、トウゲフキ、アオノツガザクラ・・・。
多様な花々が見られます。
下の画像は、月山で初めて見つけたダイモンジソウです。
今日は珍しく、オコジョも顔を覗かせました。
東北南部の梅雨は明日かあさってには開けそうです。
短い月山の夏、ぜひ訪れてみませんか。
羽黒町観光協会の有志で取り組んでいる「出羽三山精進料理プロジェクト」が、1本のテレビ番組で取り上げられます。
BSフジ 『Table of Dreams~夢の食卓~』
(第67回) 「世界をめざす!精進料理」
放送は2012年7月21日(土)22:30~23:00
(再放送は7月22日(日)24:50~25:20)
番組の詳細は ⇒ こちら
番組オフィシャルサイトは ⇒ こちら
放送後にはインターネットサイト「GyaO!」でも無料配信されます。
多聞館での料理講習会や食事会の様子や、女将のインタビュー等もあると思います。
どんな感じにまとまっているのかちょっと不安もありますが、放送が楽しみです。
ぜひ、みなさんもご覧ください。
最近のコメント