今日付けの朝日新聞に、「新高速料金、上限制に」という記事がありました。
6月から高速道路を通行する車両を4種に分け、それぞれに通行料金の上限額を設けるということです。
たとえば普通車なら、休日・平日や通行時間帯に関わらず2千円が上限になるようです。
いっきに完全無料化とはなりませんでしたが、観光業に携わる者にとっては朗報です。
利用者負担の原則に反するとか、温暖化防止に逆行するとかの批判も聞こえてきそうですが、高速路の恩恵を享受するのは直接の通行者だけではないですし、曜日や時間帯を問わない料金システムは、渋滞緩和にも繋がるのではないでしょうか(その意味では従来のETC割引は矛盾だらけだったと思います)。
また、大型連休を春秋に創出すると共に、地域ごとに分散化する「休暇分散化制度」も、今年度から各地で実証実験が行われることになり、現実味を帯びてきました。
こちらも実現すれば観光業にとっては混雑の緩和と繁忙期の延長が望まれ順風となるでしょうが、実施に伴う混乱も大きそうです。
ただ、観光というのは、経済的な意味合いだけでなく、ひとの生き方にも大きく関わりうることですので、そのハードルは低いにこしたことはありません。
今後の政府の施策の展開に期待しています。
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