平山秀幸監督、豊川悦司主演の映画「必死剣鳥刺し」が本日7月10(土)に公開されました。
公式サイトは⇒こちら
原作は鶴岡出身の藤沢周平氏。
『隠し剣孤影抄』(文春文庫)に収められている短編です。
作品の舞台は江戸時代の架空の『海坂藩(うなさかはん)』で、これは庄内藩がモデルといわれています。
この映画も庄内各地でロケが行われました。
原作のストーリーは・・・
兼見三左ェ門(豊川悦司)は、藩政混乱の元凶であった藩主の愛妾を刺殺した。
しかし、兼見に対する処分は一年間の閉門と減禄、役の召し上げという寛大なものだった上、閉門が解かれると禄も戻され、藩主傍に仕える役にも取り立てられる。
亡き妻の姪・里尾(池脇千鶴)に身の回りの世話を受けながら平穏な日常を取り戻したかに見えた兼見だったが、ある日中老の津田(岸部一徳)からある密命を受けたことにより、不条理の渦中に飲み込まれていく・・・。
こんな感じです(あまり詳しく書くと映画の楽しみが失われますので)。
過酷な運命に翻弄される兼見役が豊川悦司さんとは、まさにぴったりだと思います。
「自分だけの孤独な信念にしたがっただけ」だったはずの兼見を翻弄する理不尽な悪意の罠。
それに気付いたときの豊川さんの「表情」をスクリーンで観るのが今から楽しみです。
皆さんもぜひ、劇場でご覧ください。
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