昨秋、時期を間違って芽吹いたふきのとうを鉢植えにしていただきましたが、花を咲かせること無くそのまま冬を越していました。
それが今、多聞館の玄関先で次々に花を咲かせています。
大震災以来、時間が止まってしまったような感覚があるのですが、季節は確実に移っています。
記録的な大雪だったこの冬の記憶も、大震災の衝撃ではるか遠くに追いやられましたが、雪解けの後に見えてくる雪囲いの損傷は、間違いなくこの冬のものです。
雪囲いの撤去作業は例年より1ヶ月近く遅れそうです。
玄関の脇や裏口など、屋根の雪を下ろした場所にはまだ多くの雪が残っていますが、このところの陽気に目に見えて減っていきます。
秋に植えておいたチューリップも芽をそろえながら日々成長しています。
ユキノシタも花芽をつけています。
悲しみや辛さをじっとこらえている方々にも、困難な作業に尽力されている方々にも、同じく季節は巡っていきます。
次に巡り来る季節への希望が、今を生きる力になってほしいと祈っています。
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