羽黒山の門前町手向(とうげ)の町に山伏の吹く法螺貝の音が鳴り渡り、今年も「松の勧進」がはじまりました。
これは羽黒山の百日行「冬の峰」に入っていらっしゃるおふたりの松聖が、大晦日に羽黒山山頂で行われる「松例祭」の浄財を募るために、小聖と呼ばれる山伏を従えて、庄内一円を勧進する行です。
門前町に響く法螺貝の音は、日本の音風景100選にも選ばれています。
成田、勝木の両松聖は手向の各神社を参拝して回ります。
また、小聖たちは手向の家々を回り、浄財を受ける代わりに神札を配っていきます。
寒気が入り込んだため、今朝はぐっと冷え込みました。
松の勧進は今日11月15日の手向をかわきりに、年の暮れまで続きます。
松の勧進が始まると、年の瀬が迫ってきていることを実感します。
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