10月からはその活動を山形市や仙台方面、さらには東京へと広げていこうとしている「出羽三山精進料理プロジェクト」。
先日はメンバーが「いでは文化記念館」に集まり、プロジェクトの旗印となる「のぼり」を制作しました。
藍染で制作する、とは聞いていましたが、会場に行ってみてびっくり。
なんと、使用する糊まで自分達で作るとのこと。
日頃から精進料理には手間ひまをかけているメンバーですが、のぼりにもあんなに手間ひまをかけることになるとは・・・。
糊はもち米と米ぬかを混ぜて蒸したもの。これを程よい固さになるまで練って、練って・・・。
そのうえ、ツブツブがあってはいけないということで、網でこして、こして・・・。
こうして出来上がった糊を、麻の生地の上に型抜きした文字にあわせてのせていきます。
細かいところは筆で修正もしながら・・・。
糊が固まった頃合をみて、いよいよ染めの作業です。
藍染の染料にひたすこと3分。
取り出して干しておくと、しだいに濃い藍色に変化していきます。
最後に糊を洗い落とすと、文字だけが麻の色で蘇ってきます。
午前中から夕方までかかって、なんとか10枚を染め上げました。
麻の質感、藍色の風合いがなかなかです。
10月からのイベント等の際にはお目見えすることになると思います。
お越しの際には目印にどうぞ。
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